【高知大丸】
店内に足を一歩踏み入れれば、そこには迷路のように設計された空間が広がっています。まさに迷宮素敵空間大丸。
◾️大丸①
「大丸」といえば私たち庶民の生活を支えている百貨店ですよね。古い言い方ですが、僕はこの“百貨店”というワクワクするような響きがとても好きです。僕が子どもの頃は高知市にも西武百貨店がありました。現在はノブタグループの123というパチンコ屋が建っています。
高知大丸には古い歴史があります。町の発展ととものその姿を変えてきました。
アーケード南側から撮影したのですがこの場所もだいぶ変わりました。以前は「パチンコホームラン」や隣接するお店がいくつかありましたが、現在は取り壊されて駐車場になっています。高知はパチンコと美容院が多いな。
◾️大丸②
そして歴史ある建物の外観にはいくつもの高所ドアが。改築を繰り返して姿を変えてきたこの建物の副産物ではないでしょうか。『高所ドア』だらけ。
◾️撮影場所
大丸東館。
この場所(アーケード)から北に位置する。地図上に1と書かれた場所が大丸東館です。
カメラはここからのショット。
◾️大丸③
そして大丸といえばこのフォントですよね。
「DAIMARU」。「DAI」「MARU」が繋がっています。お互いが手を取り合っているようにも見えます。
よく観察して改めて見るとかなりグッドフォントですね。
ちなみに大丸とは...
高知の人々の暮らしや営みを守り続けてきた高知大丸。その姿は当時とは変わってしまいましたが、昔も今も変わらずこの小さな町に根差し存続しています。
“デパート”や“百貨店”と言われ市民に親しまれてきました。
時代の流れとともにデパートや百貨店という言葉は古くなり、使われなくなってしまった。
高知に最大の複合施設イオン高知ができて時代は変わり、“ショッピングモール”と言われるようになった。人々はいわゆる、“お街”に流れず、買い物はイオンへ行くようになった。
今となっては誰も“帯ぶら”とは言わなくなりました。
高知の町は今なお発展を続け、大丸も新しい時代の流れを汲むように成長を続けています。
世代が交代するように次の世代にバトンを繋ぐ。
繋がったDAIMARUのフォントのように手と手を取り合って、明日の高知を応援しているよう。大丸を見ているとそんな姿が目に浮かびます。
あなたの街のDAIMARU
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