【カラテ】
冬空の、年末あたりだったと記憶していますが、日中でもとても寒かったです。
山ノ端町を歩く。
この日は曇り。インドア派の私は寒空がとにかく苦手です。
が、路上観察は大好きなので寒さをぐっとこらえガマン!
でもこうして実際、未知なるエリアを歩いてみないと何も収穫がないので、収穫なしに歩くのもアレなので見知らぬ土地は熱心に隅々まで歩くようにしています。
そんなことを考えながら束の間、未知と遭遇。
そう。
町をあるけば「カラテ」に出会いました。
カラテ①空手を習ったことも、空手に興味を持ったことも人生で一度もありません。
活発な男子なら(私、性別を明かしていなかったですが一応、男としてやらせてもらっています)いつだって武闘派でありたいものだと思いますが、ひ弱な僕には闘争心もなければ、競争心もなく、、。
子ども時代はインドア派だったので格闘がシンプルに怖いのです。
あと道着の帯の色も意味がわかんない。
ただ、そんな保守派の私にもこの「カラテ」と外壁に大きく飾られた看板は見逃すわけにはいきませんでした。インドア育ちだからといってこの「カラテ」を見過ごすわけにはいかないのです。
空手道に精通していなくても、この迫力、気迫は誰にでもわかります。
カラテ②
男と男が一対一で勝負をする。
己の力がものをいう。対峙とはまさにこのゆるいイラストのことですね。
曇り空がやけに哀愁を醸し出しています。
この2人はなぜ対戦することになったのか。
力と力をぶつけ合う二人。心技体、それら全てが揃ってカラテ道を極めることができるのでうす。
睨み合うこの二人の結末はいかに。
長年の活動により、路上観察における心技体は私自身、すでに習得していたと勝手に思い込んでいました。なんとも卑しい驕り、うぬぼれでしょうか。
実際には何一つとして習得していない、まだまだ修行の身分です。
街を歩けば「空」ありに出会い、「空」を求めさまよう。
その行為自体がすでに心技体がバラバラだと言えます。
この愛し合う二人の男のように私も、路上を愛するものになりたい。
サウイフモノ二ワタシハナリタイ。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
また更新します。